2017.05/17 [Wed]
ピンポイントビンゴ!の治療
たまたま入院した病院の耳鼻科の先生が
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お世話になっている獣医先生のご友人で、
その先生が、たまたまうちの息子の症例をずっと研究されていて、
今年に入り、学会で発表するために年に一人出るか出ないかの患者さんを
待っていらしたという偶然。
これを知ったときには、もうなんだか全部決まっているんじゃないの?と
思ってしまうくらい、役者が勢揃いしているなあと思いました。
タイミングよすぎるので、これは絶対何かあるに違いないから
息子にはとにかく客観的にデータをつけて、自分の様子をしっかり記録しておいてね。
将来誰かの役に立つと思うし、そのために選ばれたんだと思うよと話しました。
まだ目は閉じないし、全くもって麻痺したままの状態でしたが、
顔色変えず「ありがたい・・」とつぶやく息子でした。
心に一筋の光が差した瞬間でした。
そして、その後、息子が受けた治療というのは・・
耳の鼓膜に穴を空けて、顔面神経が通っている頭蓋骨近くに薬を流し込んで、
直接ウィルスにアプローチする方法でした。
頭を少し下にして20分間薬で患部を浸します。
その間つばを飲み込んでしまうと、薬が流れてしまうので、
喋らず動かずじーっと耐えます。
私はストップウォッチ片手に付き添いました。
治療によるリスクは、鼓膜に穴を空けるので一時的に難聴になるかもしれないこと。
鼓膜が自然再生しなかった場合は、鼓膜再生手術をすればいいとのことでした。
その治療を通いで1週間続けました。
たまたまその間は私の仕事も無く、毎日付き添うことができました。
(スケジュールの空き具合も、不思議でしょうがないくらいピタッとおさまるのです)
するとその治療で40点法で0点→6点になりました。
変化があって良かったねと先生からおっしゃって頂いて、ベクトルが治る方に
向いた!とここでやっと少しホッとして嬉しくなりました。
時間かかるけど、回復する方向を向いていると希望の光が見えました。
神経というのは、切れても1日1ミリくらいのスピードで、
少しずつ少しずつ伸びるものなので
なんの治療もしなくても軽症であれば治っていくのですが、
重症の場合、切れた顔面神経がきちんと元通りの神経と繋がらないで
迷走してしまうことがあって、
そうなるとごはんを食べて唾液が出るはずなのに涙が出たり、
瞬きしようとすると口が動いてしまったりと言うようなことが起こるのです。
ゆっくりゆっくり元の神経に正しく繋がりますように。
できる限り完治に近づきますように。。
1週間のスペシャル治療を受けた後は、神経が伸びやすい薬を飲み続け、
冷たい空気から顔を守って、閉じない目は乾燥しないように点眼をして
翌週の検査の日を待ちました。(つづく)

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